1964年、日本の鉄道は当時の世界最高速度の200km/hの高速鉄道(新幹線)の営業を開始し、世界の鉄道技術の最先端に立ちました。これにより日本の鉄道技術は高く評価され、世界の数多くの国々から鉄道建設又は改良に関する技術指導又は協力の要請が寄せられました。社団法人海外鉄道技術協力協会は、このような世界的要請に応えるため運輸省(現国土交通省)と日本国有鉄道(現JRグループ)の指導のもとに1965年9月に設立されたものであります。
新幹線の開業以後も日本の鉄道は多くの分野で技術革新を遂げ、世界における日本の鉄道技術に対する高い評価を維持しております。さらに日本は世界に先駆けて国有鉄道の民営化を実施し、鉄道改革・経営改善の分野でもリーダーシップを発揮しました。このような日本の鉄道の経営、技術両面に亘る高い水準の知識、ノウハウを背景として当協会はこの40数年に亘り会員の皆様の御協力を得て世界の多くの国の鉄道の発展に協力してまいりました。
近年の鉄道の国際協力につきましては、協力対象国は、地球全般に拡大且つ多様化し、いろいろな地域内または地域間鉄道網の構築にかかる計画をはじめ、エネルギー問題及び地球規模の環境問題への真剣な取り組みから、鉄道のメリットが一層見直され、又世界的な潮流となっている各国鉄道の経営改善や民営化がますます推進され、わが国に求められる鉄道の国際協力のニーズのポテンシャルは、高いものと考えられます。
当協会の特色は発足の経緯から新幹線の建設の母体である(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構、鉄道事業者であるJR各社並びに東京地下鉄(株)等と密接な関係を持っている事であります。従いましてこの様な当協会の特色を生かして、これらの組織からの協力を得ずしては業務を効率的に推進出来ない高速鉄道、都市鉄道、管理運営、教育訓練、研究開発、経営改善等の分野で会員の皆様と共に海外協力を進めることが当協会の果たすべき役割であると考えております。今後とも、関係各位及び会員皆様のご指導とご協力を得まして、我が国の国際鉄道協力の推進に微力を尽くしたいと考えておりますのでよろしくお願い申し上げます。
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(社)海外鉄道 |
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